グリーフケアとは

初めて来られた方はこちらをご覧ください。代表の井手の音声で「グリーフとは何か」を視聴いただけます。

 

あなたは、
「自分も体調管理はしてるんだけど、
このところずっと、どうもスッキリ感がないんだよね」
ということはないでしょうか。

最近、看護師や介護士などの対人支援をされる方で、

「なぜだかわからなけど、仕事がつらい」

「身体の調子が悪く、何をするのもおっくう」

「環境はそれなりなのに、今ひとつと調子がでない」

「更年期障害といわれて処方箋を出されたけど、なんかスッキリしない」

原因がよくわからない心や身体の不調を感じるという人が増えています。

その原因はもしかしたら、
「グリーフ」という状態だからかもしれません。

グリーフとは「悲嘆」という意味です。

悲しみ、嘆きということですが、
グリーフは一般的に喪失体験の悲嘆です。

その中でも死別による悲嘆やその反応を
グリーフと表現することがあります。

「意味はわかったけど、身内と死別した記憶はないよ」
という方もいるでしょう。

グリーフは、必ずしも身内に限ったことではありません。

「心理的距離が近い人」との別れによって起こされる
悲嘆の反応なのです。

「心理的な距離が近いといっても、
親友で亡くなった人もいないし、ピンとこないなぁ」

といわれる方もいらっしゃるでしょう。

心理的な距離が近いのは友達に限ったことではなく、
亡くなった患者さんや利用者さんの中にも、
心理的な距離が近い方がいらっしゃいます。

「たしかに一生懸命向き合った方が亡くなったことはあった。
でももう、5年以上前の話だよ」

といわれたことがあります。

しかしグリーフによる心や体の痛みは、
きちんと気持ちの整理がされていない場合、
長年を経て引き起こる可能性があります。

その痛みは自分が最近向きあった相手でなく、
幼いときに亡くなった親御さんとの別れがあるかもしれません。

「母が死んだのはもう15年も前だから、今は特に気にしていない」

という方もいます。

長い年数がたって、自分の環境も大きく変われば、
それに囚われている感じはないでしょう。

しかしそんなあなたにも確実に影響を与えているのがグリーフです。

つまり私たちがふだん意識していない場合でも、
喪失体験により、なんらかの影響を受けている可能性があるのです。

悲しみ、不安、恐れ、混乱、怒り、罪悪感、無力感……
などの気持ちの揺らぎはもちろんですが、
疲労、動悸、息切れ、頭痛、不眠、過眠、拒食、過食、吐き気、無感覚……
といった体調の変化、人間関係の違和感、生きている理由がわからないといった
実存的な悩みまで影響が及びます。

しかし、グリーフを心得た支援者の思いやりのある対応や、
安心して、哀しみを語り、気持ちを共有できる関係の中で、
自分の心の奥の想いに触れていただくのがグリーフケアです。

ゆっくり気持ちを語ることで
あなたの状況は大きく改善していきます。

私たちグリーフ専門士は、
グリーフケアに携わる専門士である前に、
同じような痛みを抱えた友として仲間として
丁寧に関わることを大切にしています。

私たちの活動があなたの小さな力
にでもなれたら幸いです。

 

音声で学ぶグリーフケア

 

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