哀しみが打ち明けやすい、
あたたかい社会を広げる。
Japan Grief Counselors Association
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あたたかい社会を広げる。](https://grief-japan.net/cms/wp-content/uploads/2022/01/mv-scaled_3.jpg)
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あたたかい社会を広げる。](https://grief-japan.net/cms/wp-content/uploads/2022/01/mv-sp_4.jpg)
GRIEF INSPIRES LIFE 哀しみは人生に“いのち”を吹き込む
GRIEF(グリーフ)とは死別や離別などの喪失体験による
悲嘆や反応(心や身体などに引き起こる状態)を言います。
大切な人や存在を失う経験は、人生に大きな影を落とすことがあります。
哀しみがやわらぐまでに時間がかかり、誰かの支えが必要なこともあります。
INSPIRE(インスパイア)は「“いのち”を吹き込む」を意味する言葉です。
私たちの活動に加わる多くは、大切な人や動物たちとの別れを経験してきた仲間です。
そして、どのような喪失体験であろうとも、人生は決してそれだけでは終わらず、
哀しみの向こうに希望を見出せることを、共に体験しながら歩んできました。
人生に新たな“いのち”が吹き込まれ、哀しみと生きる道は必ずあります。
自分が悲嘆を抱えたとき、また大事な人が窮地に立たされたとき、
グリーフケアはきっと大きな力になるはずです。
Our projects 協会の活動
私たちが目指しているのは同行者(どうこうしゃ)です。
喪失の痛みを抱えたとき、共にいる存在が何より力になることを強く感じてきたからです。
同行者として、最も大切にしているのは、
敬意を持って関わる「敬話敬聴」という在り方です。
それは、敬意を持って共に歩むことが、
専門性を追求する以上に大切だと感じているからでもあります。
一方、死別された方は気持ちが大きく揺らぐのも事実です。
さまざまな状態の方々に適切に接するための専門性は、
ご遺族の支援を志す者にも求められるものでしょう。
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グリーフは、人生において避けられない大きなテーマでありながら、
心理系の大学や大学院などの教育機関でさえ、グリーフに焦点を当てた講義は多くないのが実情です。
しかし、グリーフの長さや重さは個人のパーソナリティや環境によって大きく左右され、
周囲の言動に傷つくケースも多いため、想像以上の配慮が求められることがあります。
そこで、私たち日本グリーフ専門士協会は、
心理学を1から学びたいという方から、臨床心理士、公認心理師などの心の専門の方まで、
幅広い参加者を対象に「グリーフケアスクール」を開校しました。
(2024年7月現在、約1000人が専門士の資格を取得)
スクールでは、グリーフケアやペットロスケアの基本的な在り方はもとより、
事故、災害、自死、犯罪などの複雑な死別悲嘆を抱えた方とご一緒する上で大切なことを、
心理臨床を踏まえ、段階的に学べるカリキュラムを提供しています。
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グリーフケアは、社会的な課題とされている
依存症や自殺防止にも繋がる重要な取り組みです。
私たちは、自治体、NPO法人、医療機関などと協力しながら
わかちあいの会、カウンセリング、支援者の養成、研修や講演など、
悲嘆支援に関する活動に幅広く取り組んでいます。
死別された方や死別悲嘆のサポートに関心をお持ちの方へ
日本グリーフ専門士協会は、語り、学び、集う、多様な場を創造し、
死別悲嘆の総合支援グループとして社会に貢献してまいります。